田麦俣集落の多層民家 [建造物]
山形の庄内と内陸を結ぶ六十里越街道の要、
雪深い田麦俣(たむぎまた)集落に残る
萱葺きの「多層民家」の紹介!
多層民家2軒と水車小屋1棟ありました。
この地方は、土地が狭く、しかも積雪が多く、
毎日の暮らしと作業・養蚕のための部屋が
一つの建物の中にまとめられたため、
多層の形になったようです。
屋根の妻側から見た姿が、兜の姿に似ているところから、
「兜造り」と呼ばれています。
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この萱葺きの多層民家は、
現在居住中で「民宿かやぶき屋」に
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田麦俣集落は、湯殿山信仰が盛んな頃は、
宿場として利用されたようです。
萱葺きの多層民家「旧遠藤家住宅」、
1階~3階~天井の内部まで見学できます!
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この「旧遠藤家住宅」は、江戸時代後期の文政年間に
建てられたものといわれています。
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内部は、1階が主に家族の居住用、
2階は、下男たちの居住用と作業場・物置、
3階は、養蚕と養蚕のための作業場、
三階の上の天井部分にも物置があります。
一 階部分
「上 座 敷」
床の間には、湯殿山大神が祀られてます!
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下座敷もあります。
家族団らんの場「お め え」
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台 所「で ど こ」
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流 し と 風 呂 場
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馬 小 屋 「ま や」
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二階部分、下男たちの居住用・作業場・物置
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三階部分、養蚕と養蚕のための作業場
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天井と3階の間に物置もあります。
天井部分
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萱葺きの「水車小屋」動いています。
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旧遠藤家住宅の萱葺き屋根の補修中
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民 具
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50年ぶりに田麦俣(たむぎまた)集落を訪ねました。
当時は、たくさんの萱葺き多層民家がありましたが、
「萱葺き多層民家」は2軒と
萱葺き水車小屋だけになっていました。
田麦俣は、山形県鶴岡市になっています。
わ~凄いですね!
1度行って見てみたいです。
by 空楽 (2010-10-07 07:57)
兜造り」見ただけで写欲(造語ですが)をそそります。
by 京都写真紀行 (2010-10-08 16:18)
懐かしい~萱葺き屋根は、母の実家を想い出します。
祖父は萱葺き職人でした。(昭和30年前半まで)
養蚕の作業場は、同じようで祖父母の顔が浮かび
何度も観返してます。
素晴らしい写真ありがとうございます。
by オデコ (2010-10-08 20:02)
テレビで見たりしますが素晴らしい家屋の写真です 北の国に建物の売出しが出ていました素晴らしいのは土地が1,000坪で値段が1、000万円でした
by 服部喜一 (2010-10-10 11:29)
空楽さんへ
山形の六十里越街道の山奥に、
このような建物があります。
綺麗に保存されていました。
by watami (2010-10-10 14:41)
京都写真紀行さんへ
養蚕には、兜造りがよいみたいです。
京都の美山の萱葺き集落を訪ねてみたいです。
by watami (2010-10-10 14:45)
オデコさんへ
養蚕のために建てられている萱葺きの家
大事に保存したいですね。
懐かしい実家を思い出して頂き有り難いです。
この田麦俣地区も、萱葺き職人が亡くなり、
後継者を心配していました。
by watami (2010-10-10 14:50)
服部さんへ
この山形の集落も、積雪の多い豪雪地区ですが、
2軒しかありませんが、綺麗に保存されています。
萱葺き職人が亡くなり、貴重な遺産が残されるか
心配になりました。
by watami (2010-10-10 14:56)
旧遠藤家住宅、風格を感じる素晴らしい家屋ですね!
なにか生き物のように見えます。
内部の保存状態も良いようですね、
これは、実際にこの目で見たいものです。
鶴岡ですか、、、
by e-g-g (2010-10-12 19:00)