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彫 刻 通 り (その1) [芸術]

東武東上線 高坂駅(東松山市)西口からの道路が「彫刻通り」と

称され、彫刻の野外ギャラリー となっています。

高坂駅西口から、ほぼ直線の約1キロにわたる道路の両側歩道に、

故高田 博厚氏の「32体」の彫刻が設置されており、

各彫刻には作者のコメントが添えられ作品を一層引き立たせています。

高坂駅から見た、ほぼ直線の両歩道に32体の彫刻がありました。   ↓

高坂駅.JPG

女 の ト ル ソ  (1965年)  ↓   正面から

高坂女のトルソ1.JPG

高坂女のトルソ2.JPG

作者コメント: 首も手もないトルソの美しさは近代の発見と言えよう。昔は「美に対する観念」というより、むしろ芸術品を求める注文主が「完成姿態」を要求した。しかし、発掘された古代作品が、首や腕のない時、より本質の「美」を示していることへの感覚的知恵を近代人に与えた。

高坂女のトルソ3.JPG ← うしろ姿

 女 の ト ル ソ   ↓    夜 の 姿

高坂女のトルソ4.JPG

水  浴   (1969年)  ↓  バックの建物 高坂駅

高坂水浴1.JPG

作者コメント: ことばの「身振り」によってではない。内面の思念が要約凝集されて、もっとも簡潔に一元化して「存在」している。これが真の「形」なのだ。彫刻とはそれ以外のなにものでもない。

高坂水浴3.JPG ← うしろ姿

 礼  拝  (1982年)  ↓  正面から

高坂礼拝2.JPG

作者コメント: 私がいろ家のすぐ後ろの丘の上にサン・ミセェル寺の鐘がなる。夕べの祈りの鐘である。ここの山峡の高みにあるアヌンシアータ修道院の神父が私に言ったことがある。「私は40年間この山から下に降りないで、毎日海の潮を見てました…」

高坂礼拝3.JPG← うしろ姿

  礼  拝   ↓    夜 の 姿

高坂礼拝4.JPG

 彫刻通りの詳細: 東松山市ホームページに記載されています。

 


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コメント 8

服部喜一

素晴らしい彫刻です、北の国にも多くの彫刻家の作品があります
先の道祖神と違ったよさがあります、これからも楽しみにしています
by 服部喜一 (2008-03-17 12:47) 

みっきぃ

確かに首と腕が無いほうが、より美への
感度が高まるようですね・・・
けれど、ちょっとドキッとしますね~~
個人的には全パーツ揃っていたほうが好きです。^-^
by みっきぃ (2008-03-17 19:27) 

奥津軽

彫刻通りですか・・いいですね
こういうの大好きです!
by 奥津軽 (2008-03-18 06:49) 

nanako

道路がギャラリーというのは良いですね。
顔がないのは、ちょっとドキッとしましたけど・・・

by nanako (2008-03-18 11:06) 

watami

服部さんへ
のんびり散歩しながら、32体の彫刻が鑑賞できますよ!
by watami (2008-03-18 20:48) 

watami

みっきぃさんへ
彫刻家の思いと素人の見た感じとは、ギャップがありますね。

by watami (2008-03-18 20:52) 

watami

奥津軽さんへ
作者のコメントを読みながら歩くと、いい散歩道です。
by watami (2008-03-18 20:55) 

watami

nanakoさんへ
裸婦像が多く、やや恥ずかしく、昼間は写真を急いで撮り、
夜、作者のコメントを読みながら、ゆっくり鑑賞しました。

by watami (2008-03-18 21:00) 

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